仕事の前に
フリーランスはお仕事がないと生活できません。
なのでお仕事のご相談はめちゃくちゃ嬉しいです。
でもそこでホイホイ引き受けてしまうと大変。
あとで痛い目を見る可能性もあります。
そこで、仕事をする前にお互いのすり合わせが大事です。
それをしておけば、お互い気持ちよく仕事ができます。
その内容について、書いてみようと思います。
私はここまでやります
仕事をする前にすり合わせておきたいのが、金額に対する仕事の範囲。
例えばチラシデザインを5万円で頼まれたとします。
そしたらその5万円で、こちらはどこまでやるかを明確にして伝えておきます。
例えば、作るチラシのサイズはもちろん、ラフはいくつ作るか、写真のレタッチは必要か、文章やコピーは作るのか、などなど。
特に決めておいた方がいいのが修正回数。
ここを決めておかないと、無限にお直しさせられることもあります。
安く引き受けたらめちゃくちゃ工程が多いなんてことになると、自分が疲弊します。
時間も無駄に浪費するので、ここは明確にしておいた方がいいです。
範囲外のことは追加料金
お客さんときちんとすり合わせをして、それでも途中で「やっぱりこれもお願いしたい!」と言われることもあります。
そのときはきちんと追加料金をいただきましょう。
そのために、最初のすり合わせをするときに「この内容以外のことは追加料金がかかります」とお伝えしておくこと。
仕事をする前に伝えておいて、オッケーをもらえていれば、堂々と請求できます。
お客さんも、そこまで話をしていればそのつもりでお願いしてくれます。
「この料金でこの仕事をします」と、内容は明確にしてお互い納得できたうえで仕事をするといいです。
途中でキャンセルになったら
作業をはじめたのに、なぜか途中でキャンセルになることもあります。
そのときも、やった行程分のお金はいただきますよと伝えておいた方がいいです。
ラフができたのにキャンセルなんてことになったら、そのラフを作った時間無給になります。
こちらは作業したんだから、その分はもらうようにしておいた方がいいです。
もらいっぱぐれないために
自分がした仕事に対しては対価をいただく。
受取った対価分、こちらは仕事をする。
きちんとお金を受けとってこそ、仕事に責任を持つことができるので、きちんといただきます。
ただ、もらいっぱぐれもあります。
フリーランスってだけでナメられて、お金を払ってくれない輩も残念ながらいます。
その対策として、料金を前払いでいただくといいです。
最初の見積もり(すり合わせ)の段階で、料金を払ってもらってから着手しますと伝えるんです。
そうすれば少なくともその分取り損ねることはなくなります。
料金は全額でも、着手金として半額でもいいかと思います。
もし途中で追加料金が発生したら、最後にまとめてお支払いいただいて、それが確認できたら納品する、という風にすればOK。
こちらが損する可能性が下がります。
責任を持つために
仕事をするときは必ず何をするか、対価にどれくらいもらいか、明確にします。
そうすることによって、受ける側は責任が生ずる。
仕事をお願いする側も内容が明確であれば安心できます。
お互い気持ちよく仕事をするために、仕事の前にきちんとまとめておこう。
そして、受けた仕事は最後まで責任を持って、きちんと達成しよう。