アナログ原稿の魅力

アナログ原稿も好きです。
やり直しがきかないですが、その分集中して描けるし、何より紙の質感や画材の感じが好きです。
あとデジタルと違って「本当に1点物」となるのが嬉しい。
友達がスケッチブックに描いてくれるとやたらテンション上がります。

今年の初めに「るろうに剣心」の原画展に行ってきました。
るろ剣の愛称で知られるこの作品。
もはや有名すぎて説明なんて必要あるまい。

生の原稿が見れるこのイベント、控えめに言って最高です。
当時の原稿がそのまんまですから。

こちら私が1番好きな左之助です。
いやぁ男前ですね。プー太郎なのが残念。

アニメになるとうえだゆうじさんが声を当てているのでもっとカッコイイいんですよ。
イケメン声もギャグ声も全部聞けます。
イケメンのときのちょっとかすれた声が色っぽくて最高です。たまらんです。

話を戻します。

こちらの原稿、アナログで描かれています。
そのため、筆のはしった後とか貼ったトーンとか修正液なんかが全部見えます。

これが好きなんです!
デジタルよりも人の手が加わっているのが見えやすくて好きなんです。
この人はこうやってベタ塗ったんやなぁとか、毛先ちゃんととがらせるのに修正液使ってたんやなぁとか。
これを描いた人が何をしていたのかを考えて見ると楽しいです。

新しい原稿はデジタルでした。
ちょっと残念な気もしてしまいますが、断然デジタルの方が便利なので当たり前ですね。

こちらの展示、原画も最高でしたがやっぱりこれも最高でした。
実物の逆刃刀!!

ちゃんと逆刃刀です。
作った人の句も原作通りに入っています。

これを剣心は振ってたのか……
あんな小さい体で……そりゃあ負荷もかかるよ……

生原稿を見て、自分の過去のことを思い出しました。
高校の部活は漫研で、年に4回原稿集めて部誌作ってたんですよ。
そのときはまだまだアナログも栄えてた時代で、みんな原稿用紙にペンとトーンでした。

それが楽しかったんですよ。
いっぱいシャーペンはしらせて下書きして、手が真っ黒になって。
時間ないからって授業中もやってたりして。
それを一生懸命ペン入れして、消しゴムかけて。
消しゴムのときにインク乾いてなくてビーって伸びちゃったりね。
そいでトーン貼ったりなんかの仕上げして。
いやぁ楽しかったなぁ。

仕事となると便利さや効率を重視することが多くなるんで、やっぱりデジタルが主流になりますね。
でもアナログ原稿も楽しいんですよ。
色んな紙をさわって、色んな画材を試してみて、好きな感じが見つかると嬉しいんです。

私も最近はほとんどデジタルのみになっちゃったんで、できたらアナログもやりたいなぁ。

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