なんでそれを選んだのか
何かものを買うとき、たくさんの種類の中からそれを選ぶのは何かしら理由があると思います。
フリーランスも同じで、お客さんが「選ぶ理由」が必要です。
仕事がないってことは、その選ぶ理由が欠けているのかもしれません。
例えば服を買うとき、たくさんある中から色々比べていきますよね。
これは素材がいい。こっちは着心地がいい。スタイルをよく見せてくれる。デザインが好み。安い。
そうやって比較していって、1番自分が気に入ったものを購入します。
選ばれるフリーランスとは
フリーランスもそういったことをされています。
お客さんがチラシを作るためにデザイナーを探しているとしたら、候補をいくつかピックアップし、どの方がいいかと比較し決めるわけです。
であれば、自分の特徴を強く出している方が選ばれやすいと思いませんか。
実際選ばれやすいんですよ。
広く「どんなチラシでも作ります」よりも「○○専門のチラシ制作」の方が選ばれるんです。
「なんでも置いてるパン屋さん」より「あんぱん専門店」のあんぱん方がおいしそうに感じるのと同じことかなと思います。
自分のウリを出す
要するに自分のウリを出すってことです。
「私はこういうのが得意です!」「これ専門です!」
という風に売り出すと、それを求めている人が集まりやすいんです。
ウリはなんでもいいですが、できるだけ人がやっていない、もしくは自分だけしかやっていないことがいいです。
そうすることで自分のウリを選んでくれるお客さんが増えるということです。
間口は広い方がお客さんが集まるのでは?
「かわいいイラスト」しか描けないより「どんなイラストでも描けます」の方がいろんなお客さんを集められるんじゃないの?
と思いませんか。
私は思っていました。最初は。
結論から言うと、集まりません。
お客さんはお仕事をお願いするとき、すでにこういうのがほしいというイメージができています。
例えばイラストレーターを探しているとしたら、「30代向け雑誌のファッションコーナーの挿絵がほしい」と具体的なイメージができていることが多いです。
そのとき「なんでも描けます」と「オシャレなファッションイラスト描きます」を見た場合、刺さるのはどちらでしょう。
もちろん後者です。
不思議ですが、間口を広げれば広げるほどお客さんは集まりません。
それよりも自分のウリをひとつ売り出した方が、それを求める人が集まります。
値段は下げるな
ここでひとつ注意。
安さは絶対ウリにしないでください。
安さをウリにしてしまうと、もし自分が値段を上げたいと思ってもそれができません。
もし上げてしまうと、ウリがなくなるのでお客さんも離れていきます。
なので必ず値段以外のウリを。
何なら「このウリがあるから少し高い」くらいのものを考えるのがいいです。
ウリはひとつ
自分のウリをひとつ決めたら、それを出していきます。
ウリはできるだけ狭く、周りがやっていないこと。
それを出し続けることで、お客さんが集まるようになります。
もしお客さんを集めづらいと感じているフリーランスの方がいらっしゃったら、一度自分のウリは何なのか考えてみるといいかもしれません。
みんなのお客さんが増えますように。
私のお客さんもガシガシ増えますように。