イラストレーターやデザイナーの代金というのは、ほとんどが手間賃です。
基本お値下げはしないのですが、条件付きで割引くことがあります。
予算が厳しいのも分かりますから。
ただ、こちらも手間と時間を使うのでいただくところはいただきます。
今回はお値下げの条件を書いてみようと思います。
1.最初に出す案を減らす
イラストやデザインは最初にどんなものがいいか聞いて、それを2パターンくらいザックリと形にします。
そしてその中から気に入ったものを選んでいただき、それを完成させます。
この最初に出す案って結構手間がかかります。
なのでこの数を減らしてもらえるなら、その分お安くすることがあります。
ただし、案がなく、希望を伝えたものをそのまま完成に持って行くことになります。
ビミョーだと感じることもあるかもしれません。
この辺は相手の作品をよく見て考えた方がいいです。
2.原稿や写真を作ってもらう
これはデザインの場合ですが、掲載する文章や画像を用意してもらうことがあります。
こちらでも作ることはできるのですが、その分もちろん時間がかかるので、やってもらえるなら手間が減らせます。
どういったことを伝えたいのか、それを伝えるにはどうしたらいいか、人の目を引くにはどうすればいいか、といったことは、そういったことが詳しくまとめられた本があります。
それを読めば知識がなくてもある程度の文章が書けるようになります。
予算を削減したいと思っているなら、こんなところに投資しておくのもいいかもしれません。
3.原案を作ってもらう
「こんな形で作ってください」と、原案を渡してもらえると、こちらで考えることがだいぶ減ります。
イラストだったら、自分がほしいイメージを実際に描いてみる。
色や特徴などもきちんと指定する。
チラシデザインだったら、ここにこの話。ここにこの写真。
装飾はこういう感じ。
と、できるだけ作る人間が分かりやすい設計図を渡せば、ほぼ技術代で済ませられる可能性があります。
お互い出来上がりの相違が減るので、イメージも伝えやすいです。
無理な要求はのまない
時々、悪い意味でどえらい金額を提示されることがあります。
1,000円でチラシ作ってとか、500円で絵描いてとか。
そういったことには申し訳ないのですが対応しません。
こちらも生活がありますし、何よりきちんと払ってくれている方に申し訳ない。
お値引きするとしたら、こちらの想定している範囲内で行います。
無理な値切りは相手に失礼にもなるので、ここでこんなこと読んだからって無理やりお願いしたりしないように気を付けてくださいね。