絵は基本が大事って言われた話

学生時代、美術とデザインの先生に言われました。

「ホンマに絵が上手な人は紙に鉛筆で上手に描ける」

デジタルでのイラストが主流になっていた時期でした。

先生曰く、デジタルを使ったから上手に描けると思うなってことと、絵を描くうえでの基礎を大事にしろってことかと思います。
おかげで課題はデジタル禁止でした。

最近、この言葉がなんとなく頭によぎることが増えました。
色々描いているけど上手に描けないと感じることが多いからでしょうか。

授業のときはもちろんケント紙に鉛筆と絵具が多くて、当たり前ですが美術室にパソコンは1台もありません。
やり直しもコピペもできないこの不便な感じ、デジタルがメインの今ではもどかしく思います。

でも周りのみんなはめちゃくちゃうまくて、賞をバンバン取る子もいました。
紙と絵具で、ごまかしがきかない自分の技術で、スゴイなぁっていつも横で見ていました。

こういう子は、デジタルに行ってもすごい作品ができるんでしょうね。
操作感や機能の使い方を覚える必要はあると思いますが、そんなもの慣れれば簡単なのできっとすぐ使いこなす。
で、デジタル特有の便利な機能でもっとすごい作品ができるんだろうなと。

紙と絵具じゃあんまりだけど、ペンタブを買ったら上手な絵が描けると思っていた時期が私にもありました。
描けませんね、全然。
ペンタブは便利ですが、それを動かすのは自分なんですよ。
へたっぴにしか動かせない手が何を描いてもへたっぴなんですよね。

だから、絵を描く上でもっと基本的な、デッサンとかクロッキーとか、遠近法とか配色のこととか覚えないといけない。
覚えて、使いまくって、考えなくても使えるようにしなきゃいけないんですよね。
そうなれば、紙だろうがパソコンだろうが何だろうが、めちゃくちゃ上手な作品ができるんです。

なんてことを今になって思い出してしまいます。
あぁ、もっとデッサンの授業ちゃんとやってればよかったなぁ。
学生のうちにもっといっぱい絵描いてればよかったなぁ。
先生のアドバイスもっともらえばよかったなぁ。
そんな風に嘆くことも少しあったりします。

でも今からでも遅くないもんね。
これからでも練習すればもっともっと上達できるもんね。
周りにいた上手な子たちほど才能はないと思うけど、描けばうまくなるもんねー。

文句言っているより手を動かした方がいいことがあります。
なので、これからもちょっとずつですがまだまだ上達していこうと思います。
スケッチブック埋めよう。

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