目に留まるイラストに変化!ぼんやり・印象の薄さの改善方法3つ!

イラストを描いて完成させたものの、なんだか印象が薄いなぁ、ぼんやりするなぁって思ったことありませんか?
印象が薄いとSNSに上げてもあんまり目に留まらなくてスルーされたりして悲しいですよね。
どうせだったらしっかり見てもらって印象に残るイラストにしたいですよね。

ということで、今回は印象が薄いイラストのよくある原因と、その改善ポイントをお伝えします。

参考に使うのは、こちらのわたせのオリジナルキャラクター。
(名前はまだない。誰かいいのください。)

こちらのイラストを使ってひとつずつ解説していきます。

よくある原因3つ

イラストの印象が薄くなる原因は色々ありますが、よくあるのはこの3つです。

  • 画面に対してキャラが小さい
  • 影がぼやぼやしている
  • メリハリがない

ひとつずつ見ていきましょう!

1.画面に対してキャラが小さい

シンプルな背景(もしくはナシ)のキャラクターイラストによくあることですが、画面に対してキャラクターが小さいと印象がめちゃくちゃ薄くなります。

特に最近はスマホで見られることが多いので、小さい画面で見ると余計に見えません。
なので印象が薄くなってしまうんですね。
これじゃあサッサとスクロールされてしまいます。

改善方法:キャラクターを大きくする

小さいから見づらいのであれば、大きくすれば改善します。
できるだけ画面のキャラクターが占める割合を増やせばいいんです。

目安は画面の7~8割くらい
見えなくても問題ない部分は思い切ってトリミングしてしまうのがオススメ。
そっちの方がキャラクターが目立つし、顔に目が行くようにもなります。
小さい画像で見ても「あっ!○○ちゃんだ!」って気づいてもらいやすくなりますね。

見本のイラストは、思い切って髪の先や腕、リボンをトリミングしています。

あとは髪や衣装を広げるように描いて余白を埋める方法もあります。
キャラによってはそういった方法もあるので、ぜひ試してみてください。

2.影がぼやぼやしている

こんな感じで、ボケ足の強いブラシでふわふわと影入れをすると印象が弱くなります。
本当にふわふわした印象になります。
立体感も出しづらいので、よっぽど何か意図がない限りはオススメしません。

改善方法:アニメ塗りを追加する

ふわふわしたグラデーション的な入れ方が絶対ダメというわけではありません。
ただそれだけだとメリハリが弱く印象が薄くなるので、アニメ塗りのようなパキッとした影を足してあげることで、全体にメリハリをつけることができます。

先程つけていたふわふわした影を薄くし、そこにパキッとした影を入れます。
そうするとメリハリがつき、立体感も出て、さらに情報量も増えるので、アニメ塗りだけよりもちょっとリッチな絵になります。

パキッとした影を入れるブラシは、1番硬いものよりも少しだけ柔らかいものがオススメ。
1番硬いものだと少し硬すぎて、肌や髪や服が硬そうに見えることがあるので、ちょっと柔らかめくらいが使いやすいです。

私がよく使うブラシの硬さのはこのふたつ。
エアブラシで影の形を取って、中を塗りつぶしていることが多いです。

ちょっと入れるだけでも全然印象が変わるので、アニメ塗りぜひ挑戦してみてください!

3.メリハリがない

全体的にメリハリが弱いと、それに伴って印象も弱くなります。

一見きちんと影もハイライトも入れていますが、どちらもコントラストが弱めです。
そうすると見る場所が分かりづらくなる(注目を集めるところがない)ので、めちゃくちゃスルーされやすいイラストになってしまいます。

改善方法:影と光を強める

これもめちゃくちゃ簡単に改善できます。
大体は影と光の色を変えてあげればOKです。

影と光が強くなることで画面にメリハリが出ます。
このコントラストが特に強い部分は人の視線が集まりやすいので、キャラクターの顔回りでそれを意識するとよりキャラクターを見てもらえるようになります。

影と光の強さの確認方法

で、初心者の方がよくつまずくのが結局どれくらい強くすればいいのかってところです。
確認するいい方法があります。

  1. 描いたイラストの、レイヤーの1番上に1枚レイヤーを追加する。
  2. 黒(#000000)で塗りつぶす。
  3. 合成モードを「カラーに変更する」

この3ステップで、画面がこんな感じでモノクロに変化します。

これでメリハリがついたかついていないかが確認しやすくなります。

この状態で、画面から少し離れて見ても、ぱっと見できちんと影と光が認識できればOKです。
逆に「いや、影も光もつけたけど分かりづらいなぁ」と感じたらまだまだ弱いってことなので、強めていきましょう。

ちなみにさっきのイラストで比較すると、こんな感じ。

カラーで見るとちゃんとついているように見えても、モノクロになると印象が全然違うんですよね。
一度完成させたイラストで試してみると、意外とメリハリが弱かったってことが結構あります。
これでいいと思う前に一度チェックしてみるのがオススメです。

気付けば改善できる!

どれも大した技術なくできる改善方法だったと思います。
ちょっとした工夫や見せ方を変えるだけで、急にめちゃくちゃ反応が変わったりもするので、過去の作品でも是非試してみてください!

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このパターンはどうすればいいの?
やってみたけれどもうまくいかなかったなどなど、記事について気になる点やもっと詳しく知りたいことがありましたらお気軽にお問い合わせください!

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